たまに軽く読みたいので。

[rakuten:book:12032652:detail]
あらすじ。

会社倒産!
突然路頭に迷った塚村真樹を救ったのは売れ熟れカリスマホスト・永坂彬。
・・・・・・果たして真樹を待ち受けていたものは美形だらけのアパート管理人さんのお仕事だった!
大幅書き下ろしアパートメント ハプニング ラブ

最後のトとハ、グとラの間にはハートマーク付き。(←何故か書かれてある通り紹介しないと気が済まない)

帯。

大幅書きおろし☆アパートメントハプニングLOVE!
美形住人たちと嬉し恥ずかし共同生活!?

アパートメントラブの後にハートマークね。(←神経質な性質だから。なんでハートマークは変換できないのかしら・・・)

たまには軽く楽しみたかったので、お話的にはそれほど読み応えを期待してない作家さんのを読む。(ひでぇ。)
しかしこの人はやっぱりHのときの裸体をとてもエロチックにお描きになられるので買いだったね。

でもそれほど美形に囲まれて嬉し恥ずかしストーリーって感じじゃなかったよ。住人たちがそれぞれ恋をしてました。一人だけ何もなかったけど・・。(好みだったのに

最初の管理人とオーナーの話はあまり好みではないのでパス。

この本の後半にトラウマのせいで声を出せなくなった篠原(受け)くんと、声優をやってる明るく優しげな小窪(攻め)というキャラがいて。私今回このカプが読めたからもう満足しちゃった>v<キャ
あのねー、とにかくふたりが好みだったの。不器用で繊細な健気受けの可愛らしいビジュアルも好みで、髭生やしてオス臭さを演出してるけど優しく愛らしい関西弁のヘタレ攻めもまた好み。
好みのカプだったらお話しがどんなでも飯三杯いけるよねー。
でね!でね!私気づいちゃったのです!私今まで自分の事男臭い容姿で、どっちかいうと紳士と云うよりは野蛮臭い方が好みなんだよなーと思ってたんだけど!この話の攻めが!

「俺ってそんなに強面かな?」
「なーに言ってるのよ 童顔隠すために髭なんて生やしてるくせに」
「それは言わんといて・・・ けど新しいアパートのお隣さんが俺の事やたら怖がっとるゆーか・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

そう、このシーンで気づいちゃったよ私は!
そうか!私は今まで髭とかあるような野性味があったりする男臭いのが好きだと思ってたけど、でも実は童顔なのに髭とか生やして男らしさを演出してる攻めが好きだったんだ!!
そうか・・・・・・私は童顔+髭萌えだったのかぁあ・・・。いや、口元や目のパーツはそれだけ見ると幼くて可愛らしいのに、それを補うかのように太い線の輪郭や濃い毛や、そういうのがあるのって・・・、なんか素敵!きー!
それだのに今までずっと自分の事オーソドックスな男性性に反応してる「野郎好き」だと思ってたとは!
ひー、よく見れば書き下ろしの寝起きで髪が乱れてしまった小窪の幼い寝顔や、照れた表情や特に瞳なんかもうやたら童顔臭さを放ってるじゃあ〜りませんか!
嗚呼、萌とは日々発見なのです。


ところで。
管理人のお相手であるオーナーはホストなのですね。そして小窪の相手篠原はオタクなのですね。

「ホストって永坂さんが・・・?」
「そうだよ〜新宿歌舞伎町の輪舞曲って店 今はたまにヘルプで行く程度らしいけど 現役の頃なんてかなり凄かったみたいだよ あの人フェミニストだからさ優しくされた女の子達がバンバン貢いでくれて〜[・・・]マキちゃんも気をつけなよ〜持ち上げられて騙されないようにね〜」
「そうだったんだ」

というやり取りがあって。

「・・・だけどそんな風に優しくされたら本気にします 違うって気づいたとききっと凄く・・・・・・悲しい」
「真樹は・・・俺がホストだから誰にでも優しくする軽い男だと思ってる?」
「!」
「否定はしない・・・ 確かに俺はホストだし今まで沢山の女の子を相手にして優しくもしてきた だけど俺は嘘は言わない 好きでもない相手に好きだとは言わないしプライベートでまでそんな営業じみた事しないよ」

・・・えーと。ホストをやる人間は総じて軽くて誠実のない人間だという偏見は否定しないのですか?

「お邪魔しまーす うわー凄いな!フィギュアだらけ もしかして篠原くんて今流行の秋葉・・・っ」
「(何か?)」(←ボードに手書きして言葉を伝えてる)

・・・えーと。秋葉系だとかオタクが最近の流行ものであるという偏見はスルーですか?

BLてときどきゲイに対する偏見をそのままほっぽって、自分の愛の誠実さを相手に訴えようとかするけど、そういう面が他のカテゴリーにも同じように通用してる気がするなぁ。
伝えたいことを伝えるのはいいけど、そこにある偏見は無視していいのだろうか・・・。付き合う相手の事なんだからもうちょっとマシな理解を持ったほうが良いと思うよ?
そこらへんもきっちりフォローしてくれると感動もひとしおなのだけれど・・・。