ついでにBL小説のほうもちょこっとだけ…。

吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.2 (Holly NOVELS)

吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.2 (Holly NOVELS)

恋愛小説を読みながら、恋愛ではない部分を読み込んで、物語を歪曲させるのも一つの醍醐味ではあるのですけれど、真正面から「恋愛」局面をソラしちゃってる小説(しかもBL!)を読むのも、やはり愉しいものです…◎
なんだろう、木原さん、貴方はいつも何をひっくり返したいの…?でも、実はBL読みで「も」ある私の欲望にまで寄り添ってくれているのよ、この世界観は。
今作では、(生きている人間を対象にした性愛による)恋愛至上主義を微妙に笑っちゃっているのかもしれない。と、大仰に言うまでも無く、常識や普遍的な(とされる)観念をコミカルにズラすコノハラテイストの設定とキャラクタが、相変わらず美味。そして、…攻めの暁が萌えキャラでした。(<私はこいつが攻めだと思っている。知らないけど。)
間違ったら、セックスなしのカップルが出来上がるかも♥
あと、やはり榎田さんの漫画家シリーズが格別だったかと。エンタメ的なんだけどシンプルに伝わる「人生」の重みが、味わい深いこと味わい深いこと。この人の作品はどれも手堅い。(がゆえに、合わない人にはどこまでも合わないのでしょう…。) 人情味と言うやつですなぁ。
あと、今年は「実は夜光花さんがツボで好み」ということを発見しました。今後チェックしていくどー。くふふふw 『凍る月』シリーズがけっこう…ね。

ちょっと不思議系が好きみたいです。


んで、上げた作品を見てみると、「大好き」と言いながら、なんでレビューしてないんだって感じですが、この『マイベスト』企画であらいざらい出し尽くすと言うことでご勘弁を。。。まあ、今回のエントリは怠惰だったことの言い訳ということで・・・。