あまりにもあまりにも遅い拍手お返事。

明日はなんとかマイベストBLを選出したいと思いますが、その前に遅れていたお返事だけはしておこうとおもい、更新します。
では、早速。


今回からは名前を少し伏せさせてもらいますね。念為。

5月16日に拍手くださった方へ。

とりあえずポチっとしてくださってありがとうございましたー。更新しなさ杉なので言いづらいですが、どんどんポチポチしてください。
それでは。

5月17日に拍手くださった方へ。

以前にも粘着してくださった方ですよね?わざわざ拍手コメントにありがとうございます(皮肉です)。
さて、『クィアの尊厳』についてお返事します。
この問題は、正にあなたが仰る「マイノリティがマイノリティである限り尊厳などなくても仕方ない」といった思想に抗う必要があります。それは単なる差別迎合スタイルでしかありません。しかも格好よくないです。はっきり言ってダサいです。つまらないし。
クィアが自分の価値を見出せず、孤立したり、自責したりする社会は、本当に間違ってるとおもいます。そんな不当な扱いは必要ないじゃないですか。なのになんで「仕方ない」で済ませちゃうんですか?私自身も子供の頃から「仕方ない」で立ち止まり続けました。でも、もうイヤなんです。自分を恥じるだけの生き方は。殻にこもり自虐に浸ることで私は、私だけじゃない多くの人を貶め、また貶める価値観に沈黙をもって肯定し続けちゃいました。しかしどうしてもそんな自分でいいとは思えないんです。私には幸い抗う余力もありますしね。

そして、あなたは「BLは基本女性のものだからゲイが望むものを見出そうとしても無駄。ゲイコミでも読んでろ」と仰いますが、マイノリティの尊厳とはかれら自身の空間だけで共有すればいいものではないし、そもそも社会全体で貶められてるのだから自分たちの空間だけじゃ解決は不可能であり、不十分なのです。まず、マジョリティのあり方が当然視され、それゆえにマイノリティの存在を貶める価値観を疑わなければなりません。その価値観とは、BLゲイカルチャ含む、あまねくこの社会で規範化されたものです。その意味に限って言えば、「BL」「ゲイコミ」等々の違いはないし、あえて分ける必要もないでしょう(もっとも私はBLが関心領域なので話題がBL中心になりますが)。
たとえば「ひそやかに恋愛が出来ればいい」「殺されないだけマシ」と言う人もいるだろうけど、尊厳についても解決しなければマイノリティが抱える問題をきちっとフォローできません。というか、尊厳が奪われることと人権などを侵害されることも当然繋がっています。多くの人が尊厳を持てず、それゆえ何かしらのトラブルを抱えても言い出せずに深刻化させてしまう実態が多々あります(一部BLも正にその現実を描いています)。そしてあなたがこんな私にイラつこうが、消えて亡くなって欲しかろうが、私にはそういう戦い方が必要なんです。私は私の尊厳を守りたいだけです。

で、いい加減『ここはゲイの場所じゃないのだから関係ない』的な冷笑には飽き飽きしているのですが、まず、その<女性による女性向けのBL>と<ゲイが求めるもの>をどうして切り離せるのでしょうか?そりゃ突き詰めていけば相対的な違いはありそうなものだけれど・・・。というか、その「女性」が求めてるものだって多様なんだし、あなたひとりが勝手にBLの幅を決めるのはやめてください。
基本BLが主に女性の文化だというのは分かります。私は社会的には男性ですが、BLを「男性の文化でもある」と主張することにはためらいがあります。そう言い切ることで、『文化』という領域そのものを、男性中心的に据え置いてきた歴史をなぞる危険に注意すべきです。実際BLの表現性を見ていくと、たしかに女性ジェンダーに深く関わる部分が垣間見えることもあります。ジャンル自体が女性たちの手の元築かれ、守られてきたものだし、リスペクトすべきだとも思います。もちろん表現の背景がどうあるにせよ、テキストに描かれた表象が特定読者の共感を寄せる事もあるし、実際誰かの経験を描いてるのですから、我が事として捉える道理があるはずです。それらに私たちの繋がりがあるのですから、無視することは出来ないと思います。
あ、あと。私は今のところ「ゲイ」ではなさそうです。どうでもいいですが。
それでは。

8月1日に拍手くださったMさんへ。

ありがとうございます。私もすごく同じ違和感があって、「たしかに厳密に分けるのも危険なんだけど!だからって無条件に同じ扱いして大丈夫でもなさそうだし!」と思えて仕方がありません。この件は本当の本当に、数日後あっちブログで書きたいと思っています。『分けられるかどうか』ではなく、『分けられないとしてもソレをどう語るべきか』、という問題提起にして書きたいです。そのため、Mさんが紹介くださったブログも参考にさせてもらおうと思います。
それでは。


他にも拍手くださった皆様、本当にありがとうございました!遅れて本当にごめんなさい。明日も宜しくです。